美鈴&美海&美桜 1/29

「今日も寒い」
「毎日言ってるが今日は少しマシだぞ」
「でも寒いんだよ」
「今日くらいから少し和らぐんだっけ」
「ちょっとだけな」

「ところで今日は珍しく早い時間の撮影なのね」
「何かイベント…?」
「普通の日曜日だと思うけど」
「これを買ってきたからみんなでやろうと思ってな」



「【脱出お化け屋敷ゲーム】…?」
「前に買ってきたやつとはまた違うの?」
「違うはずだぞ。リサイクルショップで買ってきた。半額セールだったし」
「全部揃ってるの?リサイクルショップだと結構欠品があったりするけど」
「安心しろ、これは完品だ」
「ならよかった」

「これは4つの部屋に居る中ボスを倒して、さらにラスボスを倒して脱出するゲームだそうだ」
「なるほど…」
「このカードはなんぞ?」
「それはキャラクターのステータスカードだ。今回はキャラ毎に能力がある」
「ほほぅ…」

「私のキャラは【ガキ大将】だって」
「なんかわかるわー」
「おい」

「美海は【俊足】だって」
「逃げ足が速いってこと?」
「いつも逃げ切れてないような気がするが…」

「私は【器用】だって」
「みんな狙ったようにピッタリなのが来てるな」
「これ鍵が無くても鍵開けれるんだ」
「さりげなくチートスキルだな」

「俺は【学級委員】か」
「仕切り屋だもんね」
「そうか…?」

「さて準備が出来たところで全員スタート地点に並べて…」
「全部スタート地点に並べると狭いw」
「もうちょっと大きくした方がいいよなw」

「んで移動カードを全員に5枚ずつ渡す」
「この数だけ移動できるんだね」
「うむ。誰か【恐怖カード】を持ってないか」

「あ、私持ってる」
「ああ、いきなり出てしまったか…」
「何が起きるの?」

「同じ色の部屋の中ボスのカウントが一つ減る。全部なくなるとプレーヤーが【全滅になる】」
「唐突の全滅フラグ…w どういう理屈なの」
「こまけえことはいいんだよ」
準備が整ったのでスタートです。
しばらく進みどんべえが【おばけさがし】のマスに止まります。

「このマスに止まるとおばけをさがすことが出来る」
「おばけと戦うんだね」
「居ればな」

「さいころを振って1以外ならおばけと遭遇だ」
「おばけとエンカウントしたね」
「さあ、何が出るかなー?」

「おぉ…なんてこったい」
「あ、負けたw」
「負けたらまた同じ色の部屋の中ボスのカウントが一つ減って全滅に近づく」
「私もおばけさがしてみよっと」

「【鍵おばけ】だって」
「ああ、部屋に入るための鍵が手に入るんだ。さいころの目と同じイベントマスに鍵が出現する」
「なるほど」

「1だから美海の目の前だね」
「そこを通過すれば鍵が手に入るぞ」
「そしたらどこでも部屋に入れるんだね」

「で使ったカードの補充をすると…また恐怖カードが」
「なんてこったい」
「どんどんカウントダウンが迫って来るんだけど」
「そう言うゲームだからな」

「お、また鍵おばけだ」
「4だからここに鍵だな」

また何ターンかしてどんべえがおばけと戦いますが…

「なんで勝てないんだよっ!」
全員、おばけに勝てないまま、どんどんカウントダウンが進みます。
しかも美鈴が全部屋のカウントダウンを進めてしまいます。

「なにこれ、全部屋のカウントダウンを進めるって」
「ヤベーな」
「ヤバいよヤバいよ」
「ダチョウ俱楽部か」
そんな中、美海が果敢にも部屋に入ってボスおばけと戦います。


「やった勝った」
※この時点ではルールを間違えています。
この場合、弱点である【魅】が2つ必要なのですが、美海一人だと1つにしかならず本来負けなのです
どんべえも部屋に入っておばけと戦います。

「おや、負けちった」
「そこで負けるとトイレ送りだよ」
そしてどんべえは一人トイレに隔離されてしまいます。

が、すぐに移動カード3枚を消費して脱出。
そこでボスおばけの戦闘ルールの間違いに気づき、協力して倒さないといけないことが発覚。
全員集合してボスおばけと戦います。

ボスおばけの弱点である【力】と【勇気】ですが美鈴と美海が【力】を持ってたので勝利。
ところがどんべえがおばけさがしを試みたところ、負けてしまいました。

「あ、負けてしまった」
「あーあ、終わっちゃった…」
「なんてこと」
「最後はお父さんがやってしまった…」
そうです、どんべえが負けた事により、赤い部屋のカウントダウンが終わって【全滅】してしまったのです。

「これ、おばけを集めながら協力して部屋のボスおばけを倒さないといけないんだね」
「前の【お化け屋敷ゲーム】の感覚でやってしまうよな」
「上手く戦略を考えないとダメね」
「単純だけと奥が深い」
「また今度リベンジしような」


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