「今日は2人が居ないから伸び伸びできるんだよ」
「日曜参観だからな」
「どんべえさんは行かなかったんだ」
「俺が言ったら主婦の方々にキャーキャー言われるしな」
「違う意味でね」
「どういう意味だよっ」
「確か2時限目までだからもう帰って来るかな」
「そういやもうそろそろか」
「ただいまー」
「ただいま」
「おぅ、帰ってきたな」
「あーめんどうくさい」
「で、どうだった?」
「いつも通り、お母さんがお父さんたちの注目の的だった」
「あー。いつも帰ったら家庭争議だって友達から良く聞くね」
「いったいどういう事よそれ…」
「なんか寒くなってきた」
「急に冷えてきたよね」
「さっきまで暖かかったのにな」
「これが寒波かしらね」
「ところで後ひと月でクリスマスなんだよ」
「クリスマスツリー出さないと」
「そんなメンドイ事はミオミオに任せるんだよ」
「マジで!?」
「クリスマスと言えば24日に【ポケットの中の戦争】を上映するみたいよ」
「人の心はないんか…」
「ガンダムだしね」
「ガンダムなら仕方ないな」
「今日は勤労感謝の日」
「それは横に置いといて、暖かくて過ごしやすい日だった」
「こんな日がずっと続けばいいのにね」
「金曜日の夕方から寒波がやってくるみたいだぞ」
「それは暖かくしないと」
「今日と同じような気温だと思ったらえらい目に遭うからな」
「それもそうだけど、11月ももうすぐ終わりなんだよね」
「年末まで残り約5週間という衝撃の事実」
「本当に衝撃だわ…つい先日お正月だったのに」
「正月は言い過ぎだが本当に恐ろしいな…」
「光陰矢の如しって言うし」
「アニメもあっという間に終わっちゃうもんね」
「今日は少し暖かくなったな。車に乗ってると暑いくらいだった」
「昼間はね」
「それでも風が時々強く吹いてたよ」
「でも昨日よりはマシだしね」
「ところでパジャマはみんな暖かいやつに替えたんだよ」
「あー、暖かそうだな」
「もう寒いからね」
「寒いより暖かい方がいいからね」
「美海は明日休みなんだな」
「そうだよ」
「休みだからってガンプラ作ってないで家の手伝いくらいしなさいよ?」
「えーー…」
「今日はめちゃくちゃ寒い…」
「今季一番の寒波だからなぁ」
「そろそろ寝間着も冬用に替えた方がいいかもね」
「そうだね。ジャージじゃちょっと寒いかもね」
「ただいまー」
「誰?」
「えー」
「ひょっとしてガンプラの人?」
「お前ら…w」
「なんで土曜なのに学校あるん…面倒くさい」
「オープンスクールだから仕方ないわね」
「俺や美鈴の頃は土曜日は半日授業だったんだぞ」
「まじか」
「でも月曜日は代休じゃない。私が代わりに休もうか?」
「お前は何を言ってるんだ…」
「今日はマジで寒い」
「夏から一気に冬になった感じだよね」
「このいきなりの寒波にはこたえるよな」
「お風呂と飲み物で暖まらないと」
「てかなんで私のコップがまるで酒飲みみたいなものに」
「いや実際酒飲みだろ」
「だよね」
「あんたねぇ…」
「それより美桜はその格好で寒くないのか」
「ヒーターの横に居るしベストでちょうどいいよ」
「そっか、それならいいんだが」
「子供は風の子だものね」
「今日は寒くなったね」
「もう朝からびっくりだよ」
「念のために布団増やしといて正解だったわね」
「おかげで少し寝過ごしたけどなw」
「12月並みの寒気が入って来てるらしいわね…」
「ここはひとつ美海のハートウォーミングなダジャレで」
「おいばかやめろ」
「ここを氷河期にするつもり…?」
「ところでまたガチャガチャを回して来たからあげよう」
「!」
「なんだこれ」
「あ、これは…」
「伝説のマッサージ機だね」
「マッサージ機…あスイッチがある(ブーン) なるほど」
「疲れた時に使うんだぞ」
「他にどう使えと」
「さーなー?」
「今日は大阪で27℃だって」
「マジか…」
「溶ける…」
「いくらなんでも暑すぎるな」
「また何か車いじってたん?」
「ああ、ドアロックのスイッチが落ち込んでたから直してきた」
「なんでそんなことに」
「前から起きるから何とか固定してたんだが、この前ウィンドウモーターの交換したからそれでまた落ちた」
「整備士はスイッチが落ちるなんて思ってないだろうからな」
「C3のドアロックスイッチはここにあるんだが、スイッチが落ちてるだろ」
「なんか穴が開いてるね」
「本来ここにスイッチが付いてるはずなんだが…」
「ないね」
「これがドアの内張りの裏側なんだが、ここに本来スイッチがはめ込まれてるんだ」
「なるほど」
「んでまあ、ビニールテープで落ちないようにスイッチを固定する」
「こんな適当でいいん?」
「落ちさえしなけりゃいいんだよ」
「んで固定出来たら端子をつないでスイッチが作動するかのテスト」
「テストは大事だね」
「動作確認したら後は内張りを元に戻して完了」
「これで助手席側のドアロックスイッチは復活だ」
「車屋さんでちゃんと直してもらえばいいのに」
「ぶっちゃけ直さなくてもいい部分だしな。それに人に動いてもらうと人件費(工賃)がかかる」
「そういう所は節約するのね」
「何かのついでに直すのはいいが、こんな事でいちいち修理に出してたら金がいくらあっても足りんからな?」
「今日はリサイクルショップで妙な物買って来なかったんだ」
「そんなわけないだろ」
「あーやっぱり…」
「探してた椅子がようやく見つかったんだ」
「近くのリサイクルショップにはあったんだが座面の一部に裂けがあってな…」
「それで今日買ってきたんだ」
「あの車でよく持って帰って来れたね」
「あの車を舐めてもらっては困るな」
「あのクッソデカいデンドロビウムの箱だってラゲッジルームに余裕で入るんだぞ」
「そう言えば案外広いのよね」
「うむ。みんな2シーターのスポーツカーだから狭いと思うみたいだけどな」
「後部座席の分スペース取れるからか」
「そもそも車体自体がデカいしな。横幅は最近の車よりは狭いかも知れんが」
「でもその半分がボンネットなんだよね」
「大人が寝れるくらいの長さがあるからな」
「あの長さでよくぶつけないわよね」
「長すぎるノーズも慣れたらなんとでもなる」
「ところでなんでそんな椅子買ってきたん?」
「これだと背もたれがほとんどないし、エロエロつかえ…色々使えるだろ」
「今本音が少し漏れた気がするけど、いかがわしい事に使うつもりかしら」
「いかがわしい事って?」
「美桜はまだしらなくていい事だ」
「今日も暑かった…」
「今日も夏日に届かなかったのね」
「0.3℃とか誤差じゃね?」
「まあ観測地点の数値が正だからな…たぶん日向は25℃以上だったろうと思う」
「実質夏日だよね」
「豊岡かどこかは28℃って言ってたかなぁ」
「夏じゃんw」
「今年の秋は本当にどうなってるのかしらね」
「じゃあここはひとつ美海のハイブロウなダジャレで涼しく」
「マテ、早まるな」
「えいっ!!」
「ぐはっ…」
「ガクガクブルブル…」